ジム・ヨン・キム博士

ジム・ヨン・キム博士

世界銀行グループ第12代総裁

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2012年7月に世界銀行グループ第12代総裁に就任。就任後まもなく、世界銀行グループは2030年までに極度の貧困を撲滅すること、途上国の人口の所得の下位40%の人々にも繁栄の共有を促進すること、という2大目標を掲げる。キム総裁はこれまでのキャリアにおいて一貫して、保健、教育、貧困層へのサービス提供に取り組んでいる。

世界銀行入行前には、ダートマス大学総長を務めたほか、ハーバード大学医学部、ハーバード公衆衛生大学院で教授を務めた。2003~05年、世界保健機関のHIV/エイズ部長としては、初の世界規模のエイズ治療目標を掲げた3x5イニシアティブを推進し、途上国におけるエイズ治療の普及に貢献した。1987年、非営利の医療組織パートナーズ・イン・ヘルス(PIH:現在4か国の貧困コミュニティで支援活動)を共同で設立。内科医であり人類学者である同氏は、「天才」への奨学金と呼ばれるマッカーサー・フェローシップなどを受けたほか、USニューズ・アンド・ワールド・レポートによる米国の「ベスト・リーダー25人」、さらに2006年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。

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